SSブログ

わかさぎ孵化器 [テキトー論]

この前芦ノ湖に行ってきました。
わかさぎの人工孵化の事を勉強するためです。

わかさぎの人工孵化においては最先端の技術を持つ芦ノ湖漁協。

いや~、勉強になりました。
もちろん、頭では順番も分かっていたし、いろいろ話も聞いていたから、
知っていたつもりでしたが!

百聞は一見にしかず!

大まかな流れはこうです。

IMG_1652.jpg

①わかさぎ(親魚)を捕獲

IMG_1658.jpg

②死魚、ごみ、雑魚を選別

IMG_1573.jpg

③一晩置いておく(そーすると卵を勝手に産み落とす訳です。)

IMG_1578.jpg

IMG_1596.jpg

④産んだ卵(受精卵)を集める

IMG_1602.jpg

IMG_1628.jpg

⑤人工孵化器に入れる為の処理をする
(受精卵は石とかにくっつくため、粘着性があるので、それをくっつかないように処理します。
もし、処理をしないと、孵化器に入れた時に卵同士がくっついて、死卵になるからです。)

IMG_1641.jpg

⑥人工孵化器で成長させる
(筒状の孵化器で下から常に水を流入させ上から排出。
筒の中でぐるぐる卵を回し酸欠にならないようにしています。)

とこれを繰り返すのです。
昔は、②のところでオスとメスを分けて、
メスのお腹を押して卵を絞って人工授精をして
受精した卵を繊維にくっつけるとゆー作業をしていた訳ですが。

これでは、絞ったわかさぎはもちろん死んでしまいます。
しかも、The重労働。
な上に、未成熟な卵まで絞り出すので、受精率は低め。

ところが、今の方法をとれば、産みたいやつが産むので受精率は高く、
しかも、わかさぎが死なない!

IMG_1586.jpg

大きいものを除いて、わかさぎを湖に戻します。(資源が減らない!)

もちろん、この作業が楽なわけではありません。
わかさぎを捕ってくるのは重いし!
水は冷たいし!

でも、昔よりは格段に楽になっているうえに、孵化率が高い。
うちの近くの漁協もやってくれないかなぁ。
おっと。

あ、そうそう、ふ化したわかさぎは、自分で湖へ泳ぎだします。

IMG_1610.jpg

孵化器の上の排出口から脱出。

IMG_1611.jpg

IMG_1618.jpg

樋を伝ってホースへ、そして湖へ。


と言うことで、また一段とわかさぎに詳しくなりました。
日々勉強だ。

see you soon.

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

ソリスト|- ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。